2017年02月18日
寝相
寝〝相〟といふ位だから、手相や人相のように、性格や未来のことを占うのだろうと調べてみたらあるわあるわ。ただ、私のように寝相が悪く、ひとつの格好でいることの少ない人間はどう占うのか気になるところではある。寝相が変わるごとに占いも変わるといふことなのだろうか?
一 、二月頃の私は結構寝相が良い。
つまり寒い時は余り寝返りを打たずに眠れるので、寝相が良い状態になるといふことだ。
日中でも0℃を超えない真冬日はいい感じに眠っている。それでも、外気温がマイナス5℃以下になっていないと、私の体は暴れ出してしまうようだ。だから、このところ北國で続いている暖気に吾が身体は反応し、毛布類は足元に蹴散らかし、気が付くと重い布団一枚にくるまっていたりする。これはこれで明け方になると布団の隙間から冷たい風が吹き入って来て寒さに震えて起きてしまったりで熟睡できない。寝相のよい日は概して熟睡できているので、気持ちよく眠るためには酷寒の日が続いてくれることが自分にとっては一番良いということになろうが、ただこれは私が寝ている状態の時だけに限り、起きて日常生活を過ごす時は、やはり温暖な気候でないとやってられない訳で、とにかく今頃の時期は春を待ち焦がれる気持ちは当然私にも強くあるわけである。
「今日から春だ。」
といふことが決定されたら、布団も春仕様となり毛布類も軽いものとなる。それらの加減がうまくいけば春でも寝相がよい状態となる訳だが、そうそううまくはいかない。これが夏ともなると、これはもう悶絶の日々。なにせタオルケット1枚でも暑い訳だから、吾が身體が暴れない訳がない。そして当然熟睡も出来ないといふ毎日になる。
今、妻と一緒に寝ていないのはひとえに吾が寝相の悪さのせいである。
未だ新婚間もないある日、私がうっかり寝返りを打ってしまったがゆえに、妻を強烈に蹴りつけてしまい、痛がった妻が怒りと共に離れて行ったといふことである。だから、夫婦が別室で寝起きしているといふ家庭があるとして、その点だけを捉えて「あの夫婦はうまくいっていないのよ!」などと勘ぐるのは的外れの場合もあるのだよと、噂好きのおば様がたにはひと言言っておきたい気持である。
しかし、自分にとってこれは妻といふクッション材であったからよかったが、壁などに近い場所に寝ていたら、柱やらドアの角やらテレビやら家具やら硬質な物質に脛をしこたまぶつけ、余りの痛さに起きてしまうといふことも少なからずあるので、寝床の立地条件選定には非常に注意が必要なのである。
私が小さな頃はいつも霜焼けに悩まされていた食の細い子供だった。それがいつの間にか暑がりなヤツになってしまっていた。それはいつか?と考えてみたら、どうやら大学生になってからのような気がする。高校まではほとんど家で食事を済ましていたが、大学生になってバイトを始め、外食を覚えた。酒を覚えた。このことが体質を変えたのではないか?特に酒、ウオッカやジンなどのスピリッツ系をストレートやロックで始めてから、体質が大きく変わったように思う。今もウイスキーやスピリッツは同じ飲み方で時々飲んでいるので、このことが寝相の悪さに影響しているのかもしれない。
といふ訳で、今朝がたも毛布や布団が妖怪布団返しか枕返しにいたずらされたかのような状態になっていたが、まあ、これも我が身の健康を表しているのかなとも思える。この状態が続いているといふことは、春もまた近いといふ訳でもあろうし。
一 、二月頃の私は結構寝相が良い。
つまり寒い時は余り寝返りを打たずに眠れるので、寝相が良い状態になるといふことだ。
日中でも0℃を超えない真冬日はいい感じに眠っている。それでも、外気温がマイナス5℃以下になっていないと、私の体は暴れ出してしまうようだ。だから、このところ北國で続いている暖気に吾が身体は反応し、毛布類は足元に蹴散らかし、気が付くと重い布団一枚にくるまっていたりする。これはこれで明け方になると布団の隙間から冷たい風が吹き入って来て寒さに震えて起きてしまったりで熟睡できない。寝相のよい日は概して熟睡できているので、気持ちよく眠るためには酷寒の日が続いてくれることが自分にとっては一番良いということになろうが、ただこれは私が寝ている状態の時だけに限り、起きて日常生活を過ごす時は、やはり温暖な気候でないとやってられない訳で、とにかく今頃の時期は春を待ち焦がれる気持ちは当然私にも強くあるわけである。
「今日から春だ。」
といふことが決定されたら、布団も春仕様となり毛布類も軽いものとなる。それらの加減がうまくいけば春でも寝相がよい状態となる訳だが、そうそううまくはいかない。これが夏ともなると、これはもう悶絶の日々。なにせタオルケット1枚でも暑い訳だから、吾が身體が暴れない訳がない。そして当然熟睡も出来ないといふ毎日になる。
今、妻と一緒に寝ていないのはひとえに吾が寝相の悪さのせいである。
未だ新婚間もないある日、私がうっかり寝返りを打ってしまったがゆえに、妻を強烈に蹴りつけてしまい、痛がった妻が怒りと共に離れて行ったといふことである。だから、夫婦が別室で寝起きしているといふ家庭があるとして、その点だけを捉えて「あの夫婦はうまくいっていないのよ!」などと勘ぐるのは的外れの場合もあるのだよと、噂好きのおば様がたにはひと言言っておきたい気持である。
しかし、自分にとってこれは妻といふクッション材であったからよかったが、壁などに近い場所に寝ていたら、柱やらドアの角やらテレビやら家具やら硬質な物質に脛をしこたまぶつけ、余りの痛さに起きてしまうといふことも少なからずあるので、寝床の立地条件選定には非常に注意が必要なのである。
私が小さな頃はいつも霜焼けに悩まされていた食の細い子供だった。それがいつの間にか暑がりなヤツになってしまっていた。それはいつか?と考えてみたら、どうやら大学生になってからのような気がする。高校まではほとんど家で食事を済ましていたが、大学生になってバイトを始め、外食を覚えた。酒を覚えた。このことが体質を変えたのではないか?特に酒、ウオッカやジンなどのスピリッツ系をストレートやロックで始めてから、体質が大きく変わったように思う。今もウイスキーやスピリッツは同じ飲み方で時々飲んでいるので、このことが寝相の悪さに影響しているのかもしれない。
といふ訳で、今朝がたも毛布や布団が妖怪布団返しか枕返しにいたずらされたかのような状態になっていたが、まあ、これも我が身の健康を表しているのかなとも思える。この状態が続いているといふことは、春もまた近いといふ訳でもあろうし。